レズが注文住宅を建てる話

レズカップルが注文住宅を建てる話。日常とかいろいろ

カミングアウト マルコの母親編

我が家のカミングアウト事情



まず、基本的にクローズな我々。

普段の生活では、他人に向けて全くオープンにはしていません。




そんなマルコのカミングアウト母親編から書こうかな(´ω`)



マルコの家族は母親一人です。
母親へはカミングアウトというよりバレたって感じ。


ジャイ子と付き合い初めて2年くらいのときに、マルコの素行が悪すぎて携帯を見られました。

実家に住んでいたマルコ。
ちょうど就職して1年。
常にお金がなく夜も帰らない。
実家暮らしでお金がないなんてちょっと異常事態ですね。

「なんか悪いことしてるんじゃないのか。騙されんじゃないのうちの子」


マルコ大好きママは不信に思ったわけです。




実際。マルコはパチンカスでした( ̄ー ̄)
給料日にぜーんぶ負けちゃうくらいのパチンカスでした。
地元の友達もみんなパチンカス。

お金がなくても

「マルコ、貸すからいこー」

と電話が掛かってくるわけですね。
ええ。お金の貸し借りまでやっちゃってるぅ( ̄ー ̄)


今もパチンコは大好きだけど、生活に支障をきたすことはなくなったので改善しています。全部ジャイ子のおかげだね。



まぁそんなわけで、携帯見られて、ジャイ子に貢いでんじゃないのか。お金搾り取られてるんじゃないかと思い込みジャイ子の実家に殴り込みに行こうとしたママン。


ママンはマルコのことがとっても可愛くて、ちょっとばかりモンスターなとこがあるタイプなんだね。


震え上がったマルコ。
それでも、パチンコしてるなんて言えなかったマルコ。


しかしジャイ子は実家が会社をやってるので乗り込まれるとやばすぎる。


ちょうどおかんの友達がLの世界にハマっていることを知ったマルコは、そのお友だちにカミングアウト。そしておかんへのカミングアウトに同席してもらいました。




結果…

おかん泣きながら家出(゜ロ゜)



すぐに家出する癖は遺伝ですね❤



3日くらい帰って来なかったおかん。


しょうがないので「ジャイ子とは別れた」と伝え、再び平穏な暮らしに落ち着きました。



実際別れてないし、同棲するため愛知に移住してしまった。
ながらく同僚とルームシェアしてると言っていた。



そんな感じで約5年が経過。


帰省し久しぶりに地元の友達(カミングアウト済み)と飲んでいた時に、永遠に続く旦那の愚痴に飽きて「そんな嫌なら別れたらいいじゃん」とマルコが言い放ったことをきっかけに友達もヒートアップ。


「籍入れたらマルコたちみたいに簡単に別れることはできん。籍入れたらわかるわ」



マルコかっちーーーーーーーーん




いやね、マルコは友達がそもそも少ない。
なので、トモダチ=カミングアウトしてる信頼できる人なわけです。



すっごい泣けてきて、悪態つきまくり。


実家に帰っても怒りは収まらんし、どんどん怒りはヒートアップ。


子供かわいいと思ってんのはあんたとあんたの家族だけや。
写メ見せられてもコメントに困るっちゃ。
プニプニだねーとしか言えないわ。

低収入すぎる旦那が家事も子育てもやらんと亭主関白とかどんな罰ゲームだよ。
そんでもってその不満すら言えない関係性がわかんねぇわ。
家族ってとっても薄い関係なんだねぇ
そもそもそんなことわかりきって結婚してんのに文句いうなバーカバーカ
文句は直接本人に言えばいいんじゃ?
何が家族じゃ。笑わせんなし。

家ってさ、世界で1番落ち着く場所じゃないの?家帰るのが嫌とかちょっと意味わからん。
おまけに浮気したとか終わってるわバーカ



おっと。口が悪すぎた。


ブラックマルコ。
感情が抑えれん。


おかんを叩き起こして怒り爆発


でも、なんでここまで怒ってるのかって伝わんないんですね。


「簡単に別れれるやん」


って一言にとにかく傷ついた。


これをわかってほしいわけ。


マルコとうとう言っちゃう


「マルコだってパートナーおるもん。
もうほぼ10年付き合ってるもん。
家族だもん。猫も飼ったしそんな簡単に別れるなんてできんもん。簡単に別れれるなんてひどすぎるもん。びえぇぇっぇぇぇん(ToT)」



おかん「そんなことだろうと思ってたけど言わんといてほしかった。びぇぇっぇん(TДT )」



…カオス(゜ロ゜)




とにかく気まずい家の中



ジャイコと家に帰るまで後一日どう過ごすのか(゜ロ゜)




おかんと会話することなく夕方になり、とりあえず気まずいながらもご飯を食べに出掛けることになりました。



玄関を出た瞬間、やたらデカイ蜂がブーーーーーーン…




さっさと車に乗り込もうとした瞬間、ふと玄関のドアに目をやるとなにやら黒い塊が。

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このね、黒い部分が全部デカイ蜂。


ざっと500匹はいるんじゃないかと思われる蜂。






マルコとおかん、パニック。




急いで蜂駆除してくれる業者を調べて電話かけまくるも夜な上に大変込み合っている状況。


田舎ですからね。よくある。



二人とも大パニックにつきカミングアウトの気まずさとかもう関係なくなってました。


とにかくこの状況をどうするか。



だってね、家に入れないもの。


夏だったのね、暑い、

死んでしまう。



二人でホームセンターに行き、スプレーをたくさん買い込み意を決して一回家に帰ったものの、あまりのおぞましさに早々に諦めモード。



考えに考えた末…





おかん警察に助けを求めるwwwww



朝になったら業者呼ぶか、いなくなってるんじゃない?そんなことで警察に電話するなと怒られたおかん。



スズメバチだったらどないするんや。女二人でどうにかできるか。市民を守るのが役目やろーーーーー死んでしまうわ。お金も持って出てきてないのに一晩外で過ごせるわけないやろーーーーーーバカチーーーーーーーン」



あまりの切羽詰まった中年のおばさんに警察の方が出動してくれて無事撃退してくれました。



そんなこんなでカミングアウトはうやむやに…





まぁここから一年程気まずくて実家に帰れなかったマルコですが。




でも根がマザコンなマルコです。


電話はよくしていて、その度にちょこちょこジャイ子の話題を出したりしていたけど、話をキラレル…


でも家を購入することを相談したときは、
将来のことを本気で考えていると伝わったのか、反対もなく「よく考えて決めなさい」で終わりました。


現在もジャイ子の話題には敏感になるけども、二人で暮らしていくことについては諦めたかなって感じです。