猫なんか絶対飼わないからね
マルコは小さい頃からとにかく猫が嫌い
隣の家の猫屋敷の猫が怖くて怖くて。
犬なら大丈夫。でもでかい犬は怖い。
というか、動物の世話を継続的にできない。
動物に対する愛情がないんだと思う。
ミニチュアダックスを実家で飼ってたんだけど、私が購入してきたのに母親にしか懐かなかったし。
かわいいけども、かわいいんだけども、愛されるのは自分が一番でいたい人なんだと思う。
生まれた時から常に猫と共に生きてきた人。
ジャイ子の家族が全員猫大好き家族なので、常に3匹くらいいる中で育ってる。
(全部ジャイ子が保護した猫ばっかり)
そんなジャイ子の夢は、猫をペットショップで購入すること。
一度でいいから、雑誌に載ってるような血統書のついた自分で選んだ猫が飼ってみたいってことだった。
私たちは将来の事を真剣に考えてる大人なカップルとは違って、なんつーか中学生とか高校生が「一生一緒にいようね」とかいう感じの大分危ういカップルだったので、
ペットを二人で買うことに対してのハードルはものすごく高かった。
犬を飼うにしろ猫を飼うにしろ動物を飼うって事は、これから安易に別れられないというか違う責任が出てくるって事じゃないですか。
普段ふざけてばっかりの我々、実は根は真面目なんです。
命に対しての責任を受け止める器がまだないんじゃないかとかビビっている訳ですね。
ジャイ子との暮らしも4年が過ぎて安定してきたので、そろそろ動物を飼うことを自分達に許可してもいいんじゃないかなと思い始めた2年前。
まずは犬にするか猫にするか。
ジャイ子は犬を飼ったことがない。
マルコは猫を飼ったことがない。
お互いプレゼン大会ですね。
両方を飼うって選択しはナシで。
そんな余裕はない。
1年くらい、ジャイ子は猫の良さをマルコにプレゼンし続けました。
生き物にサンキューは必ず録画。
インスタのかわいい猫たちを事あるごとに見せる。
猫のかわいいエピソードをちょいちょい挟む。
デートの度にちょこっとペットショップに寄って子猫を見せる。
マンチカンが欲しくて欲しくてたまらない日々。
マルコは少しずつ猫がかわいく思えてきている。
ただ、猫を飼ったらジャイ子は絶対に猫が一番になる。
寂しい。構ってもらえなくなったらどうしよう…との不安もあり。
絶対に猫にヤキモチを妬く自信がある。
マルコは猫を可愛がれなくなる。
そんなマルコをほんとに根気強く説得し続けたジャイ子。。
実際ジャイ子も、マルコが猫を可愛がれるかどうかは賭けみたいなとこがあったそう。
続く。
結果マルコは世界で一番猫が好きになってるからね。
動物を家族と思う日がくるなんて(゜ロ゜)
自分で自分にびっくりだわ