家を買う=家族 共通認識
相手の気持ちを思って、嫌なことは言えない。我慢する。
自分は納得していないけど相手のために妥協する。
特に恋人にお金の話をするのは気まずい。
付き合ってから2年目くらいまでマルコとジャイ子もそうでした。
小さな「もやっ」が言えない。
そんな小さい事でもやっとしてるのかと思われるのも嫌だ。
でも、どんどん蓄積されてくもやもや。
それが原因で3回くらい別れました。
別れる度に朝まで泣きながら話し合い、自分の気持ちを100%相手に伝える。それを受け止める。
二人の終着点を探る。
この作業を繰り返し、二人でたくさんの事を乗り越えて来たことで、私たちは普段から話し合うことが出来るようになりました。
家を買うことも毎日話し合いました。
マンションにするのか、戸建てにするのか。それとも購入を辞めて賃貸のままか。
双方の意見が違うとき、お互いが心から納得できるまでとにかく話し合います。
ジャイ子が戸建てを二人で買うことに納得するまでたくさんの時間を使いました。
二人で家を買うということは、この先ずっと一緒に暮らしていくこと。生涯の伴侶という認識でいます。
もっとフランクに考える人もいるだろうけど、私たちは「家」=「家族」と捉えていて、わりと重く考えています。そこの共通認識も確認が必要。
なのでまだ、そこに対してきちんと覚悟できていなかった部分もありました。
お互い大切で、恋人というよりは家族に近い存在。セックスレスだしね。
どちらかが少しでも負担を感じていたり、無理をするなら、そもそも購入はしない。
いつか破綻する。
少なくとも私たちは少しの「もやっ」が耐えられないし、小さなことでもお互いが納得していく形を継続した結果、10年過ごしてきて今があるので。
例えば、ローン払っていけるのか、病気になったら?親にはどう話す?別れたらどうする?
不安要素は山のようにある。
でも、話を重ねるごとに二人の覚悟が少しずつ定まっていき、同じ方向に向けたので今回家を購入することをやっと楽しめるようになりました。
公正証書や生命保険の受け取りをお互いに設定することへのビビりもありましたしね。