ポンコツマルコの生態その1
マルコはとにかく忘れ物が多い。
思い返せば小学生のときからランドセルを忘れて手ぶらで登校していた。
財布や携帯をおとしたり忘れたりなんて日常茶飯事。
でもね、不思議なことに財布って見つかるし、自分のもとに帰ってくるんですよね。
だから、どっかに忘れたとしても、「どこかのいい人が拾ってくれてるだろうなー待っとこ」
って思ってしまうんですよね。
対してジャイ子は、お金を落とすとかなくすとかが意味わからんし、信じられない人。
マルコが、「3万持ってたと思ったけどどっかでおとしたかもしれん」
とか言う度に
一体どうやってマルコがお金をなくすのかを不思議に思っていたわけですね。
付き合って3年目くらいのある日のデート中
(この頃は、財布を持つのもめんどくせぇと思っていた手ぶら大好きマルコは、お札や小銭をそのままポケットにINスタイルでした)
ジャケットのポッケに手を突っ込んで騒がしく歩くマルコ
その後ろからついていくジャイ子
「ねーねーあれ食べようよー❤」
と屋台を指差しながら笑顔でステップを踏み出すマルコ
ポッケから手を出したと同時にお札も一緒に出ている。
お札がハラハラ舞散る光景にジャイ子は唖然
ジャイ子(こいつこうやって金をばらまいてるのか)
もうマルコは屋台の前でウキウキ並び中。
振り向くと怒りに震えるジャイ子が泥にまみれたお札を拾ってた。
マルコ「ジャイ子なにしてるのん?きったねー」
ジャイ子(怒りすぎてなんもいえねぇ)
マルコ「お金落としちゃったの?ジャイ子はおっちょこちょいだなー❤」
ジャイ子「お前じゃボケ‼1枚1枚ポッケから落としながら歩くな。お前はヘンゼルとグレーテルか。帰り道にお金撒くんか(゜ロ゜)」
マルコ「あらぁー手を出すときにお金が落ちてたのか。謎が解けたわー。ジャイ子お手柄だね❤」
ジャイ子(このままマルコと付き合ってくことを真剣に悩み始める)
結果、ジャイ子はその年の誕生日に、高級な財布をくれました。
チェーンのついてるプーマとかの財布にしようかとも思ったけど、25歳の成人女性にはあんまりだと思い、考えた結果、高い財布なら大切にしてちゃんと持ち歩いてくれるんじゃないかと期待したわけですね。
ジャイ子はいつだって優しいね。
しばらく使ってたけど、高い財布だとなくしたとき不安だし、持ち歩く度に気を使い続けるのが面倒なので、大切にしまっとくことにしたマルコでした。
現在はマルコに必要以上のお金を持たせないことで解決しました。
ここ何年もジャイ子と一緒にいるときはお金を持ち歩いたことがないマルコ。
でも、パチンコにいくときはお願いするとちゃんとお金くれるからジャイ子は優しい。